【英文法】はじめての関係詞⑤会話で使いやすい関係代名詞「what」
関係代名詞の最後は「what」です。
what は他の関係代名詞とちょっとだけちがいます。
それは先行詞(前に置いてある名詞)がないことです(「what に含まれている」ともいう)
会話ではとてもよく使える表現で、what と基本単語を組み合わせればいろいろな表現ができます。
「what と他の関係代名詞との違いがわからない」
「関係代名詞what を会話でつかうには?」
「what の具体的なシンプルフレーズを知りたい」
この記事では、文法からみた関係代名詞whatと、会話で使える what についてまとめています。
what がわかると英文の中で「ひとつの名詞のかたまり」が見えるようになります。
関係代名詞what のさまざまな例文にふれて、自分でも簡単な単語でシンプルに表現してみましょう。
関係代名詞whatのきほん
関係代名詞whatは、「〜なもの」「〜なこと」のようにひとつの”名詞のかたまり”をつくります。

よく言われているのは、下の画像のように、「what = the thing which」という公式です。

そして、他の関係代名詞(who/which/whose/that)とは異なる点があります。
what 以外は、直前にある名詞(先行詞)が存在しているのですが、what には先行詞はありません。
他の関係代名詞は、関係代名詞の直前に「先行詞(前に置かれた名詞)」があります。
☆マーカー部分が「先行詞」
This is the singer who I like.
That is the house which I live in.
I love the singer whose concert was amazing.
It is the only book that I have.
2種類のwhat(主格と目的格)
①「主格のwhat」は、主語の位置に What を置いています。
What makes me happy is having warm tea.
(わたしを幸せな気持ちにさせるのはあたたかいお茶です)
※「make 人 〇〇」=「人を〇〇な状態にさせる」
たとえば、What の代わりに主語「She(彼女)」を入れると、主語がはっきりしたきちんとした文章が完成します。
What makes me happy
↓
She makes me happy.(彼女はわたしを幸せな気持ちにさせる)
主語(She)の位置に What があるので、これを「主格のwhat」とよびます。
②「目的格のwhat」は、目的語の代わりに what を置いています。
I don’t remember what he said.
(彼が言ったことを覚えていない)
※said:say(言う)の過去形
本来なら、He said 〇〇というように、said のうしろに「彼が言った内容」=「目的語」が文法上に必要ですが、その〇〇の部分を what が補い、whatが前に出ています。
よってこちらの what は「目的格のwhat」とよびます。
と、ここまで文法用語全開でごせつめいしましたが、あまり「主格」とか「目的格」なんぞは意識せずに、まずは上の例文を真似して英作文してみましょう。
自分で書けると文法用語は気にならなくなってきます。
会話で使える関係代名詞what
what を使えば、ある単語がわからなくても、簡単な単語を使って言い換えができます。
① Tell me what happened.(なにが起こったのか教えて)
「出来事」「事件」などの単語を知らなくても、「what happened(起こったこと)」と表現できます。
② I wanted what she bought.(彼女が買ったものが欲しかった)
「購入品」がわからなくても、「what she bought(彼女が買ったもの)」で代用できますね。
③ That’s exactly what I’m looking for.(それはまさに私が探していたものです)
「探し物」がわからなくても、「what I’m looking for(わたしが探しているもの)」と置けます。
ちなみに、「exactly」=「その通り」「ぴったり」、「look for A」=「Aを探している」という意味です。
④ I know what you mean.(あなたの気持ちわかるよ)
「意向」「気持ち」「思い」の単語が出てこなくても、「what you mean(あなたが意味するところ)」と表現できます。
「what you mean(あなたのいいたいこと)」とか「what I mean(わたしのいいたいこと)」はよく会話で見かけるので、最後の例文を出してみました。
ちなみに「mean」=「意味する」「意図する」というよく使われる動詞です。
関係代名詞what を使った慣用表現
It is what it is.(それが現実だ、仕方がない)
I got a really bad score on the test.
(テストで本当に悪い点数を取っちゃった)
It is what it is.
(しゃーないね)
what it is=「それという存在」なので、「It is what it is」=「それはそれだ。しかたない。」のような意味になります。
リズムカルに発音できたらかっこよさそうです◎
What is called(いわゆる)
This is what is called a lucky day.
(今日はいわゆる、「ラッキーな日」だ)
直訳すると「〜と呼ばれるもの」ですね。
callの過去形calledになっていて、受け身形「〜とよばれる」になっています。
What is more(そのうえ、さらに)
I found my bag, and what is more, my keys were inside.
(かばんが見つかって、しかも鍵も中にあった)
「more」=「より上の」「もっと」という意味なので、この慣用表現はわかりやすいと思います。
What matters(大切なことは)
I lost the game, but what matters is I tried my best.
(試合には負けたけど、大事なのは全力でやったこと)
matterは、「重要である」「大切である」という動詞です。
たとえば10年ほど前に、人種差別を抗議した「Black Lives Matter(黒人の命が大切だ)」という活動がはじまり世界のニュースになりました。
テレビで抗議活動の映像を見ていると、この「matter」という言葉が抗議のプラカードによく書かれています。
関係代名詞以外の「What」の役割3つ
疑問詞の What
疑問詞のwhatは「何?」と質問する役割です。
◎会話でくわしく聞きたいときに
What do you mean?(どういうこと?どういう意味?)
Like what?(たとえば何?)
→どちらも話に深みがでて会話が盛り上がりそうです!
◎ていねいな雰囲気で日本に来た理由を知りたいとき
What broght you to Japan?(どうして日本へ来たんですか?)
(直訳:何があなたを日本へ連れてきたんですか?)
※broght:bring(持ってくる・連れてくる)の過去形。
◎なにか困ってそうな人に尋ねるとき
What‘s wrong?(どうしました?)
※wrong「間違い・不正・良くないこと」
what to +動詞の原型
「what to do」=「なにをすべきか」という意味です。
「what to 〇〇」=「what I should 〇〇」(わたしは〇〇すべきか)と置き換えて覚えてみましょう。
I don’t know what to do.
(何をすべきかわからない)
We talked about what to eat.
(私たちは何を食べるべきか話し合った)
ほかにも「what to say(何をいうべきか)」「what to buy(何を買うべきか)」「what to study(何を勉強すべきか)」とさまざまな言い方ができますね。
what+主語+be動詞
be動詞は「状態・存在」をあらわす動詞です。
なので、たとえば「what I am」ですと、「わたしであるということ」=「どんなわたしであるか」=「わたしという人物・存在」のような解釈になります。
This painting shows what I am.
(この絵は私がどんな人かをあらわしています)
He learned what she is from her smile.
(彼は彼女の笑顔をみて、彼女という人物を知りました)
I know what you are.
(わたしはあなたがどんな人か知っています)
あまりbe動詞の存在は気にせず、「what I am」=「Iそのもの」、「what she is」=「sheそのもの」、「what you are」=「youそのもの」のような感じで、「主語そのもの」ととらえて理解するといいと思います。
まとめ
関係代名詞what の意味や使い方についてみてきました。
他の関係代名詞とくらべて=先行詞がないという特徴がありますが、特段気にすることはありません。
「〜なもの」「〜なこと」ととらえて、ひとつの”名詞のかたまり”とみなしましょう。
what を使った会話文や慣用表現もあり、難しい単語を知らなくても簡単な単語を使ってかなり活躍してくれそうです◎
中学までの基本単語(英検3級レベル)を知っていれば、日常会話では困らなさそうですね。
この記事の例文を真似してでもいいですし、自分についての英文を作ってみましょう。
作った後はいちど音読してみるのもおすすめです!
音読すると体でも覚えるので、学んだ内容が記憶されやすいです。
ではでは、本日もおつかれまでした。
