この記事では、関係詞の後半「関係副詞」について説明していきます。

関係副詞には、「where」「when」「why 」「how」の4つがあります。

まずは「where」についてです。

場所について詳しく説明してくれる関係詞で、こちらも他の関係詞と同様、名詞とそのくわしい説明をつなげる「接着剤」のようなものです。

この記事は、以下のような疑問をお持ち方におすすめです。

「関係代名詞と関係副詞の違いって?」

「関係副詞のwhereってどう使えばいいの?」

「実際に関係副詞whereが使われている英文を読みたい」

最初は関係代名詞とごっちゃになって、頭の中の整理がなかなかつかないのですが、いちど理解しちゃえばとてもシンプルで簡単です。

会話では省略されることもあるwhereですが、会話や文章でよく使われています。

関係詞の全体をサラッと復習してから、「where」について見ていきましょう。

関係詞→関係代名詞と関係副詞の2種類

関係詞には、「関係代名詞」と「関係副詞」があることは「はじめての関係詞①「who」」にてお伝えしました。

今回は後半部分「関係副詞」についてです。

関係詞は、関係代名詞と関係副詞

「関係代名詞」も「関係副詞」も、前に置いてある名詞(先行詞)と後ろにつづく説明部分をつなぐ役割(=関係詞)であることはおなじです。(先行詞についてははじめての関係詞①whoにて)

ただ、「代名詞」と「副詞」なので性質はちがいます。

「代名詞」はその名の通り”名詞の代わり”をするもの。

その一方、「副詞」は ”動詞や形容詞・文全体をくわしく説明する” ものです。

程度・状態・頻度・時間・場所をあらわす言葉が「副詞」とよばれ、文章をより詳細にしてくれています。

たとえば、very(とても), slowly(ゆっくりと) always(いつも), for the first time(はじめて), for a long time(長い間), here(ここ), there(あそこ)などが「副詞」です。

今回の where も「場所」をあらわす関係詞なので、「関係副詞」とよばれています。

関係副詞where文の作り方

whereは「場所」の名詞をくわしく説明する関係副詞です。

関係副詞where
(ここは彼らが恋に落ちたカフェです)

「ここはあるカフェです。この場所で、彼らは恋に落ちました」

「the cafe」と「they fell in love(彼らは恋に落ちた)」を関係副詞where がつなげています。

「the cafe」が where の先行詞となっています。(先行詞についてははじめての関係詞①whoにて)

関係代名詞which と異なるのは、where がただ「the cafe」の代わりではなく、「in the cafe」を表現していることです。(「in」が含まれている!)

「in」があれば「〜で」という「場所」をあらわすことができます。

場所をあらわす前置詞込みで表現してくれるのが関係副詞where なのです。

もうひとつ例文をみてみましょう。

She visited the park where she used to play.

(彼女は以前よく遊んでいた公園を訪れた)

(=彼女はある公園を訪れました。その場所で、以前よく遊んでいました)

※visit A:Aに訪れる

※used to 〜:以前はよく〜した

こちらの文も、「where = in the park」です。

関係詞where を使わない場合、もともとの文はこうなります。

She visited the park.

She used to play in the park.

この「the park」の部分を関係副詞where でつなげてひとつの文にしています。

「 where = in which 」と書き換えられる

関係副詞where は、 in/at whichに書き換えられます。

This is the school where she works.(ここは彼女が働く学校です)

This is the school in which she works .【フォーマルな表現になる】

会話や作文では、「where」を使ったほうが前置詞を気にしなくていいから楽です。

関係代名詞which はシンプルに単語の代入なんだけど、関係副詞where は場所の意味をすでに含んでるから前置詞がいらない。

個人的には「where」のほうが気の利いた部品のような感じがします。

たとえ話ですが、「場所専用の接着剤で、場所をしめす前置詞もふくまれてて便利」というイメージです。

文法の試験問題ではこの「前置詞+which」が出てくることがあります。

ただ会話では「where」を使うのがだんぜん自然なので、「where」を使った文章で会話や作文を練習してみるほうがおすすめです。

【関係副詞whereの先行詞】形をもたない「場所」にも使える

さてここまで、whereは「場所」を先行詞にして、それをくわしく説明する関係副詞だと説明してきました。

物理的な場所以外の言葉も、where の前に置かれることがあります(=先行詞になることがあります)

それの言葉というのは、イメージ上の抽象的な「場所」をしめす言葉です。

where が説明できる抽象的・イメージ的な「場所」

case(場合・事件・問題), point(要点・点), system(仕組み), situation(状況), circumstance(状況), condition(条件), state(様子), environment(環境)など

どうしてかというと、where は in which に置き換えられるからです。

「system」、「situation」のように抽象的な「場」でも、前置詞「in」を使って「in the system(その仕組みの中で)」「in the situation(その状況の中で)」と表現できます。

なので「in which」の書き換えである「where」を使うことができます。

まあ理論的にいえばそうなので、話し手の気持ちとしては、具体的でも抽象的でもひとつの「場所」「エリア」「空間」なので、感覚的に「where」を使っているのかもしれません。

This is a situation where you need to stay calm.

 (これは落ち着く必要のある状況です)

There are cases where mistakes happen.

 (間違いが起こる場合がある)

He’s at a stage where he needs support.

 (彼は助けが必要な段階にいる)

We live in a society where technology controls everything.

 (わたしたちはテクノロジーがすべてを制御する社会で暮らしている)

【関係副詞whereの名詞節】「~する場所」という名詞のかたまりをつくることもできる

関係代名詞what と同じように、「where〜」=「〜する場所」という名詞のかたまり(名詞節)をつくることができます。

「Where + 主語(S) + 動詞(V)」=「S が V する場所」

この語順で文を作れます!

こちらも whatの記事 でお伝えしたように、会話で使いやすそうですね。

what と同じように、where も↓のように書き換えられます。

where = the place in which(〜する場所)

※what = the thing which

例文

Where they met remains a secret.

 (彼らが会った場所は秘密のままです)

Tell me where you’re going.

 (あなたの行き先を教えて)

It depends on where you are.

 (あなたの居場所しだいだよ)※depend on A:Aによる、Aに依存する

例文もすべて「彼らが会った場所」「あなたが行く場所」「あなたがいる場所」というように「〜する場所」という名詞のかたまり=名詞節をつくっていますね。

「行き先」や「居場所」などの単語を知らなくても、シンプルな単語で伝えたいことを表現できます。

関係代名詞のwhatと同じように、会話や作文で活躍してくれそうです。

まとめ(英文をつくるときのおすすめ方法)

関係副詞のひとつめ「where」でした。

関係代名詞とちがって、関係副詞はただ名詞の代わりをするだけでなく、「場所」や「時」といった要素で文全体をくわしく説明してくれます。

今回の「where」は「場所」をあらわして文全体を詳しく説明してくれる関係副詞でした。

自分でもぜひ英作文をしてみてください。

おすすめ作り方

たとえば「あそこに公園があります。その場所で、むかしよく遊んでいました」といいたいとき。

「where」を使って、下線部「その場所で、」を表現するイメージです。

「There is the park(あそこに公園がある) where(その場所でね、)I used to play(わたしは以前よく遊んでたんだ)」

☆「where」を文のつなぎと考えて作ってみましょう。

英文を読む時も、英文を後ろから訳してきれいな日本語で考える必要はないです。

文の最初から読んで、whereでつなぎ、そのままの流れで理解すればOKです。

この関係副詞「where」以外の関係詞も同じように、文をつなげる感覚でとらえると、書きやすいし話しやすいと思います。

そのほか、whereが形をもたない抽象的な「場所」に対しても使えること、名詞のかたまり(名詞節)を作れることもお伝えしました。

実際に小説のなかで使われている where も物語といっしょに楽しんでみてください。

ではでは、この回もおつかれさまでした☆