関係代名詞which を学んでいくと、こんな表現にぶちあたるかもしれません。

This is the house in which I grew up.(ここは私が育った家です)

「ん? in whichとは??」

「なんで前置詞が which の前に?」

そう気づいた方はお察しがいいですね。

会話では見かけませんが、文章ではたまに登場する「前置詞+関係代名詞which」の形です。

見慣れないですが、関係代名詞which を知っていればこちらも単純明快。

例文とともに理解してみましょう〜

関係代名詞whichの復習

関係代名詞主格のwhich
(訳:幸せな気持ちにさせてくれる本を見つけました)

関係代名詞とは、①前に来る名詞(先行詞)「a book」をくわしく説明するために、①と後半の②説明文「makes me happy」をつなげる働きをします。

そして which は「人以外のモノ」の名詞を対象とし、who は「人」を対象とするんでしたね。

「前置詞+which」について解説

はじめにもお伝えしたように、「前置詞+which」は会話ではほぼ使いません。

公式の文章や小説、正しさを重視する文章で登場します。

すくなくとも、”軽やか”なニュアンスではないです。

どうして「前置詞+which」の形になるのか?

例文でみてみましょう。

This is the house in which I grew up.

この文章が出来上がるまでをみてみます。

まず、2つの文章があります。

(これはある家です。)

(わたしはその家で育ちました。)

「the house」がどちらの文章にも存在しているので、この言葉を使って2つの文章をつ1つにしたいです。

2つの文章をひとつにするとき、関係代名詞which を真ん中に置いてつなげます。

2文目の「in the house」ごと前に持ってきて、「the house」の繰り返しを避けるため関係代名詞which に置き換えます。

結果、「in which」という表現が生まれ、次のようなひとつの文章となります。

This is the house in which I grew up.

きっちりした文章だとこのような形をとるんですね。

なんだか部品をつなげる感覚です。

in which を使った例文

This is the house in which I grew up.

(ここは私が育った家です)

which は関係代名詞なので、その名の通り、名詞の代わりをつとめています。

関係代名詞は直前にある名詞(先行詞)の代わりなので、 which = the house です。

よって、「これは家です。そしてその家で、私は育ちました。」

この中継ぎの役割を in which がやっています。

ちなみにこの文章を、会話で使いたいときはこちら。

☆上から順によく使います

This is the house I grew up in. (関係代名詞を省略)

This is the house where I grew up.(関係副詞を使う)

This is the house that I grew up in. (通じるけどあまり使われない)

at which を使った例文

This is the café at which I usually write my ideas.
(ここは、私がよくアイデアを書き出すカフェです。)

こちらでも、関係代名詞は前の名詞の代用なので、at which=at the cafe と読みます。

to which を使った例文

This is the notebook to which I always add my thoughts.
(これは、私がいつも考えを書き足しているノートです。)

こちらも、to which = to the notebook ですね!

※add to A「Aに書き加える、書き足す」

前置詞to は「〜へ」という方向をあらわします。

動詞add「加える」と相性がいい前置詞です。

for which を使った例文

This is the goal for which I am working every day.
(これは、私が毎日頑張っている目標です。)

for which = for the goal(その目標のために)

※goal (ゴール)「目標」

前置詞for には、「〜にむかって」というニュアンスがあります。

for「〜にむかって」とgoal「目標」の相性がいいのはいうまでもないですね。

from which を使った例文

This is the place from which I get my inspiration.
(ここは、私がインスピレーションをもらう場所です。)

from which = from the place(その場所から)

「その場所から、インスピレーション(刺激)をもらう」ということですね。

during which を使った例文

I had a quiet evening during which I organized my ideas.
(アイデアを整理した静かな夜がありました。)

during which = during a quiet evening(静かな夜のあいだに

※ evening は、夕方から夜、「まだ活動している」「落ち着いた時間」というニュアンス。

※ night は、21時以降、1日が終わって寝る時間帯のこと。

まとめ

さまざまな「前置詞+which」をみてきました。

見慣れない形なので、遭遇した時には「ん?」と一瞬止まりますが、関係代名詞 which と要領は同じです。

特に「前置詞プラス関係代名詞」の形は、直前にある名詞(先行詞)を which に代入して読み進めるとわかりやすいです。

使われる場面は、公式の文章やニュース記事、つまり、正しさ重視の文章のときです。

会話表現では省略されたり、関係副詞に置き換えたりして、あまり使われることはありません。

もし英語を勉強しているときにこの表現に出会ったら、「直前の名詞(先行詞)をwhichに代入!」と頭の中でとなえて読み進めてみてください。

案外むずかしいことじゃないなと気づいてもらえたら嬉しいです。

今回もおつかれさまでした!