【英文法】はじめての関係詞③前置詞プラス関係代名詞「which」【in which/at which/to which/for whichなど】
関係代名詞which を学んでいくと、こんな表現にぶちあたるかもしれません。
This is the house in which I grew up.(ここは私が育った家です)
「ん? in whichとは??」
「なんで前置詞が which の前に?」
そう気づいた方はお察しがいいですね。
会話では見かけませんが、文章ではたまに登場する「前置詞+関係代名詞which」の形です。
見慣れないですが、関係代名詞which を知っていればこちらも単純明快。
例文とともに理解してみましょう〜
関係代名詞whichの復習

関係代名詞とは、①前に来る名詞(先行詞)「a book」をくわしく説明するために、①と後半の②説明文「makes me happy」をつなげる働きをします。
そして which は「人以外のモノ」の名詞を対象とし、who は「人」を対象とするんでしたね。
「前置詞+which」について解説
はじめにもお伝えしたように、「前置詞+which」は会話ではほぼ使いません。
公式の文章や小説、正しさを重視する文章で登場します。
すくなくとも、”軽やか”なニュアンスではないです。
どうして「前置詞+which」の形になるのか?
例文でみてみましょう。
This is the house in which I grew up.
この文章が出来上がるまでをみてみます。
まず、2つの文章があります。

(これはある家です。)
(わたしはその家で育ちました。)
「the house」がどちらの文章にも存在しているので、この言葉を使って2つの文章をつ1つにしたいです。
2つの文章をひとつにするとき、関係代名詞which を真ん中に置いてつなげます。

2文目の「in the house」ごと前に持ってきて、「the house」の繰り返しを避けるため関係代名詞which に置き換えます。
結果、「in which」という表現が生まれ、次のようなひとつの文章となります。
This is the house in which I grew up.
きっちりした文章だとこのような形をとるんですね。
なんだか部品をつなげる感覚です。
in which を使った例文
This is the house in which I grew up.
(ここは私が育った家です)
which は関係代名詞なので、その名の通り、名詞の代わりをつとめています。
関係代名詞は直前にある名詞(先行詞)の代わりなので、 which = the house です。
よって、「これは家です。そしてその家で、私は育ちました。」
この中継ぎの役割を in which がやっています。
ちなみにこの文章を、会話で使いたいときはこちら。
☆上から順によく使います
This is the house I grew up in. (関係代名詞を省略)
This is the house where I grew up.(関係副詞を使う)
This is the house that I grew up in. (通じるけどあまり使われない)
at which を使った例文
This is the café at which I usually write my ideas.
(ここは、私がよくアイデアを書き出すカフェです。)
こちらでも、関係代名詞は前の名詞の代用なので、at which=at the cafe と読みます。
to which を使った例文
This is the notebook to which I always add my thoughts.
(これは、私がいつも考えを書き足しているノートです。)
こちらも、to which = to the notebook ですね!
※add to A「Aに書き加える、書き足す」
前置詞to は「〜へ」という方向をあらわします。
動詞add「加える」と相性がいい前置詞です。
for which を使った例文
This is the goal for which I am working every day.
(これは、私が毎日頑張っている目標です。)
for which = for the goal(その目標のために)
※goal (ゴール)「目標」
前置詞for には、「〜にむかって」というニュアンスがあります。
for「〜にむかって」とgoal「目標」の相性がいいのはいうまでもないですね。
from which を使った例文
This is the place from which I get my inspiration.
(ここは、私がインスピレーションをもらう場所です。)
from which = from the place(その場所から)
「その場所から、インスピレーション(刺激)をもらう」ということですね。
during which を使った例文
I had a quiet evening during which I organized my ideas.
(アイデアを整理した静かな夜がありました。)
during which = during a quiet evening(静かな夜のあいだに)
※ evening は、夕方から夜、「まだ活動している」「落ち着いた時間」というニュアンス。
※ night は、21時以降、1日が終わって寝る時間帯のこと。
まとめ
さまざまな「前置詞+which」をみてきました。
見慣れない形なので、遭遇した時には「ん?」と一瞬止まりますが、関係代名詞 which と要領は同じです。
特に「前置詞プラス関係代名詞」の形は、直前にある名詞(先行詞)を which に代入して読み進めるとわかりやすいです。
使われる場面は、公式の文章やニュース記事、つまり、正しさ重視の文章のときです。
会話表現では省略されたり、関係副詞に置き換えたりして、あまり使われることはありません。
もし英語を勉強しているときにこの表現に出会ったら、「直前の名詞(先行詞)をwhichに代入!」と頭の中でとなえて読み進めてみてください。
案外むずかしいことじゃないなと気づいてもらえたら嬉しいです。
今回もおつかれさまでした!


