【TOEIC400から700へ】ほぼ毎日残業の中、楽しく継続できた!話すための英語学習
2022年、ワーホリビザを使ってカナダで生活しました。
「一生に一度は外国で実際に生活してみたい」
「残業続きの毎日から抜け出して自分の人生をもっと豊かにしたい」
そんな思いはやまず、9年いた会社を退職しバンクーバーへ飛びました。
渡航するまえの1年間、ほぼ毎日残業しながら英語の勉強を続けるには根気がいりました。
外国で安心して暮らすにはある程度の「英語力」が必要です。
当時はまだTOEIC400点台で、もっと知識&練習が必要でした。
残業の波がなんども襲ってきても、無理のない量を習慣にして毎日こつこつ進めました。
わかりやすく楽しく続けられる方法や書籍を選んでよかったです。
そのおかげもあって、現地で入学した語学学校では8段階中のレベル6へ入り、多国籍のクラスメイトたちと英語を使って打ち解けることができました。
そのほか現地人に日本語を教えるボランティアの面接に受かったり、滞在中に受けた英語試験ではTOEIC換算700点まで上がっていてうれしかったです。
こつこつ、やってよかった!
話すための英語学習の全体的なこと

「英語を話すためには、いったい何をすれば・・?」
はじめに思ったことです。
著名な英語学習YoutuberのAtsueigoさんによると、英語には大きく3つの学習分野が必要のようです。
- 単語
- 文法
- 発音
「文法と発音はまとまった時間で修了できるけど、単語は永遠に学びが続く」という趣旨でした。
やることの全体像が見えたことで、今後の計画を立てやすくなりました。
【まずは基本から】そもそも自分、中学英語っておぼえてるのかな・・
そのとき大学を卒業してはや8年が経っていました。
はたして中学英語おぼえてる?という自分への疑念がありました。
基礎の基礎がガタガタでは、この先スコアは伸びていかんだろうと思い、本屋に行って中学英語の問題集を探しました。
ほんとうに勉強自体が久しぶりだったので、とにかく薄く見やすく、すぐ終わりそうなもの・・!と思い、中学英語の棚をうろうろ。
表紙のデザインもいい感じで、中身の文字が細かすぎないものを選びました。
やっぱりちょこちょこ忘れており、ウォーミングアップできてよかったです。
よし、ここから、単語・文法・発音を計画的にやっていくぞ!と意気込んだのでした。
①【単語】アプリ・書籍
毎日単語帳をやるのは、残業でひっぱくしたメンタルにはきつかったため、アプリに頼りました。
毎朝、通勤電車の中で10分間、1年ほど。気が向いたら休日も。
わたしが使ったのは、スタサプEnglishの「新日常英語コース」です。
ストーリー仕立てなので、物語好きの自分と相性がよかったです。
主人公と一緒に仕事やら恋愛やら、ニューヨークを拠点に大冒険できます。
楽しんで続けることができるのでおすすめです。
スタサプと同時進行で取り組んだのは「WORD SENSE」という本でした。
中学校までに習う基本の英単語のニュアンスを解説してくれています。
例えば、「look/see/watch」のニュアンスの違いです。
同じ「見る」と和訳される単語ですが、それぞれに違う意味の「見る」があります。
その他「speak/talk/tell/say」の違いなど、日常でよく使う単語の雰囲気をイラストと例文で理解できます。
わたしはTOEICで高得点を取るためというより、ニュアンスにも配慮して英語を話したかったので、楽しく意欲的に進めることができました。
渡航後はすこし時間ができたので、帰国後の就職のためにTOEIC用の単語アプリをやってました。
TOEICはビジネス用の英語で、出てくる単語の毛色がちょっとちがうので、専用の単語アプリや本を使うのがよいです。
②【文法おすすめ本】「ー億人の英文法」と「ネイティブの前置詞」
英文法についても「話すため」を意識して選びました。
高校時代の文法は難しい言葉が多く堅いイメージがありましたが、この2つは英語話者の感情・感覚も一緒に解説していて想像しやすいです。
「一億人の英文法」
わたしがいちばん愛用しているのは「一億人の英文法」という参考書です。
感情や感覚を結びつけると、文法に対する心のバリアが溶けて素直に理解することができました。
例えば、
動詞に-ingを付けた形、それが-ing形。生き生きとした躍動感あふれる行為をあらわす形です。(「一億人の英文法」Chapter01:主語・動詞・基本文型)
仮定法とは、話し手が「可能性が低い・事実と反している」と思っていることを示す形。
・・(中略)もちろんポイントは過去形のもつ距離感。そこから「現実からの乖離(非現実間)」が生まれる表現となっているのです。(「一億人の英文法」Chapter16:時表現)
著者の軽快な文章も読みやすいです。
私は特に、”過去形がもつ距離感”を知れたことで、いろんなことに納得できました。
それまで単にルールとして「過去」「敬語表現」「仮定法」をそれぞれ暗記していました。
(※すべて動詞の過去形を使う文法事項です。)
しかし”過去形=距離感”という感覚を知って、文法の本質を知れた気がします。
それぞれ時間・人間関係・現実との「距離感」をあらわすためなんですね。
頭だけでなく心でも納得&理解できてうれしかったです。
「ネイティブの前置詞」
もう一冊おすすめなのは「ネイティブの前置詞」です。
前置詞がどんな動きをするのか、わかりやすくレトロなイラストで理解できます。
どうして前置詞専門の本がおすすめなのか?
それは、会話では「句動詞(くどうし)」という群動詞がよく使われているからです。
句動詞というのは、「動詞+前置詞」「動詞+副詞」で表現する動詞のかたまりです。
英語では「Phrasal Verb(フレイザル バーブ)」とよばれています。
例:overcome →句動詞 get over 「乗り越える」
例:search → 句動詞 look for「探す」
日常会話では、overcomeより、句動詞「get over」がよく登場します。
意味は同じ「乗り越える」ですが、句動詞「get over」 のほうはシンプルな動詞と前置詞で表現されていますよね。
こちらのほうが日常会話では自然でやわらかく聞こえるようです。
句動詞を覚えるうえで、前置詞のイメージ理解はとても役に立ちました。
③【発音】フォニックスとIPA(国際音声記号)
発音は、自分は学校の勉強でほとんどやってこなかった部分です。
まっさらな気持ちで、Youtubeやちょこっと書籍も読んでみました。
音について学ぶので、書籍よりはYoutube動画のほうが合っていると思います。(音声つきだから)
発音を勉強するには、つぎの2つの方法があります。
①フォニックス
フォニックスは、英語圏で暮らす子供たちのために作られた発音ルールです。
日本でいうところの保育園や幼稚園で子供達が先生と一緒に声に出して練習しています。
単純明快なルールでわかりやすく、もっと早く知りたかったです。
Phonics
a method of teaching people to read, based on learning the sounds that letters represent:(Cambridge Dictionaryより引用)
フォニックス
「文字が表す音を学ぶことによって、読み方を学ぶ方法」
アルファベットひとつひとつに音が割り当てられていて、一音ずつ声に出して練習します。
日本語の「あ」に近い音でも、英語では「a」「u」「o」と3つあります。
フォニックスのおかげで音の違いを理解して、頭を整理することができました。
Youtubeにわかりやすい動画がたくさんあがっているので、何個かためしに視聴してみて、自分が繰り返し練習しやすいものを選ぶといいです。
口の形や舌の形を意識するので、自分の口あたりを楽器だと思って楽しんでやってみましょう。
②IPA(国際発音記号)
IPAとは、International Phonetic Alphabetの略です。
英単語帳などに載っている発音記号を指します。
/æ/、/ɑ:/、/ʌ/、/ɪ/、/ɛ/、/ɔ:/、/uː/、/i:/ などなど・・
/æ/→アとエの中間のような音
/ɑ:/→アとオの中間のような音
/ʌ/→リラックスして出すアの音(何気なく言った「あ、忘れてた」の「あ」に近い感じ)
辞書などを引くと必ず載っているので、発音をすみずみまで理解したいという方には向いているかもしれません。
わたしはほとんどフォニックスに頼り、細かく知りたいときはIPAの記号を参考にしています。
フォニックスで発音練習をすれば8割くらいは伝わる英語を話せると感じているので、もっと精度をあげたい方はIPAの記号を覚えると楽しいかもしれません。
できることを毎日すこしずつ
そんなこんなでコロナ禍の1年半ほど、上記の学習を続けていました。
残業が当たり前の環境だとなかなか勉強時間がとれず、学生のときのスピード感がなくもどかしかったです。
無理して睡眠時間をけずったりすると、仕事でミスしたり体調をくずしてしまって土台から崩れてしまいます。
自分と自分の未来を信じて、日々できることをこつこつ続けていきましょう。
それが習慣になると自分でも不思議なのですが、いつまにかこんなところまでたどり着いていたと気づく日がきます。
つらいとき自分を信じることを後押ししてくれる英語の格言がありました。
There is a will, there is a way.
「意志=will あるところに、道=way はひらける」という意味です。
停滞したときはこの言葉を思い出してみましょう。
やすみやすみ、じっくりと続けていきましょう。

